北九州市
バリアフリーのまちづくりの推進
わが国では、21世紀半ばに3人に1人が65歳以上となる「高齢社会」の到来が予想されています。
ところが、私たちを取り巻く環境や社会には、高齢者、障害者等の生活行動や社会参加を困難にする様々な
社会的、制度的、心理的な“バリア”(障壁)が存在します。
そして、誰もが一生を通じ、加齢、傷病、妊娠・出産、育児、介護等、さまざまな状況において、
このような“バリア”に直面する可能性があります。
したがって、“バリアフリー”の地域社会の実現は、私たち全てに関わる身近な課題です。
さらにこれからの社会において、子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、
誰もが自らの意思で活動し、それぞれの能力を活かしていきいきと社会参加することができる“まち”こそが、
真に活力があり魅力的な“まち”です。
“バリアフリーのまちづくり”を、まちの新たな“魅力づくり”と位置づけ、
幅広い取り組みを進めていくことが求められています。
ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインとは、「すべてのひとのためのデザイン」ということで、
障害者や高齢者、外国人、男女など、それぞれの違いを超えて、すべての人が暮らしやすいように、
まちづくり、ものづくり、環境づくりなどを行っていこうとする考え方です。
このユニバーサルデザイン(universal design)は、アメリカノースカロライナ州立大学
ユニバーサルデザインセンターのロナルド・メイス(Ronald L.Mace)氏が、
それまでのバリアフリーの概念に代わって提唱した概念です。
ロナルド・メイス氏が提唱する概念は、以下の七つの原則から構成されています。
【ユニバーサルデザイン7原則】
☆公平な利用
デザインはさまざまな能力をもった人々にとって、役に立ち、市場性がある
☆利用における柔軟性
デザインは個人的な好みや能力の広い範囲に適応される
☆単純で直感的な利用
使用者の経験、知識、言語能力、あるいはそのときそのときでの集中力のレベルに関係なく、
デザインの利用が理解しやすい
☆わかりやすい情報
デザインは周辺状況や使用者の感覚能力と関係なく、使用者に対して効果的に必要な情報を伝達する
☆間違いに対する寛大さ
デザインは危険や予期せぬあるいは意図せぬ行動のもたらす不利な結果を最小限にする
☆身体的負担は少なく
デザインは効率的に心地よく、最小限の疲れの状態で利用される
☆接近や利用に際する大きさと広さ
適切なサイズと空間が、使用者の体格や姿勢もしくは移動能力と関わりなく、近づいたり、
手が届いたり、利用したりするのに十分提供されている
【ユニバーサルデザインとバリアフリーとの違い】
「バリアフリー」は、もともとあった障壁(バリア)を取り除くことであるのに対し、
「ユニバーサルデザイン」は、最初からそのバリアをなくしていこうという考え方です。
能力あるいは障害のレベルにかかわらず、最大限可能な限り、
全ての人々に利用しやすい環境と製品のデザインです。
ユニバーサルデザインは、バリアフリーを否定するものではなく、
それをもう一歩進めて考えようとする概念です。
今後、この「ユニバーサルデザイン」の考え方を積極的に工夫・実践していくことが大切です。
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